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真珠夫人

真珠夫人は、1920年に東京日々新聞や大阪毎日新聞に連載された菊池寛の小説です。

菊池寛といえば、「父帰る」や「貞操問答」などが有名ですね。

真珠夫人は、大正時代、男爵令嬢であった真珠のように美しい唐澤瑠璃子の人生を描いた小説です。

同じく貴族である直也を恋人にもつ瑠璃子は罠にはめられた父を救うために、高利貸しの荘田勝平の妻となります。

女性の目線で、当時の男性社会の理不尽さを問う内容となっています。

菊池寛の小説は、「悪を感じさせない作品」、「独特な美の追求」、「真実の追究」といった独特なテーマがあり、「真珠夫人」は、その構成と読者の心をひきつける巧妙な展開により、通俗小説として新境地を開いたと言います。

2002年にフジテレビ系列で、横山めぐみさん主演でドラマ化されたので、記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ドラマ版では、役柄の設定や、物語の展開が原作とは異なり、大幅な脚色が見られる箇所もありました。

ちなみに、菊池寛の小説「貞操問答」を原作としたドラマも、翌2005年にTBS系列の愛の劇場で放送されましたね。

貞操問答も、真珠夫人のように、波乱の運命に翻弄される女性の人生を描いた小説です。

愛の劇場では、ドロドロした愛憎劇のドラマは少ない為、貴重な作品であったと言われています。

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